面白かったエピソードとしては
鳥を売る店を描かれた際に
外にある鳥かごはまるく(観賞用なので)、
中にある鳥かごは四角く
描きわけられてあったと。
下見の際に、ちゃんとそういうとこを
何気なく見てる、というお話。
あとは、
『無能の人』のモデルではないかと
いわれている古道具屋の店主さんから
つげさんが
牛乳瓶のフタをめっちゃ買って行った話。
後日つげさんの奥様が
亡くなられたとき
遺品整理をたのまれて
ご自宅の団地へ行ったそうですが、
そのときにその牛乳瓶のフタが
そっくりそのまま出てきて、
「また自分のとこに戻ってきた」と。
つげさんはつげさんだから
あのような唯一無二のものを
生み出せたんですよね。
私はつい「他のものになろう」って
思ってしまいがちなんですが、
たとえば「不安症をなくそう」とか
「人をキニシナイようにならなくちゃ」とかですね。
そういうふうに自己否定して
「こうなんなきゃ」と葛藤してそんで
疲れ果ててていると、、(笑)
しかし、
そんなことはいらないのかなって
つげさんを見ていると勇気のようなものが
わいてきます。
「こんなんでいいのかなァ」って
思ったとしても、
「自分自身」であることが
いちばん自然に魅力的であり、
それによって
人様のためにも何かできるパワーとなるのでは
ないかと。。
「こんなんじゃダメ」って思ってるのは、
自分だけなんですよね。
海苔のようですが、、
しおりだヨ☆
いちり